- 所在地
- 神奈川県座間市
- 施工内容
- エアコンクリーニング
- 施工期間
- 1時間
- 施工費用
- 7,000円
- 施工担当者のコメント
- 今回のエアコンは、前面パネルを開けた瞬間からホコリやカビの臭気が感じられました。お客様からは「冷房をつけるたびに部屋中にカビ臭が漂っていた」とお聞きしており、作業後には「まるで新品のように風が変わった」「まったくイヤな臭いがしないので感動した」と大変喜んでいただけました。エアコンクリーニングは内部の汚れを放置すると、風量低下だけでなく電気代の増加やアレルギーの原因にもなりますので、最低でも年に一度のメンテナンスを強くお勧めします。特にお掃除機能が付いていないタイプの場合は、今回のように1時間程度で内部すべてを洗浄できますので、手軽かつ迅速に清潔な環境を取り戻せます。
お客様宅のエアコンは、前回のクリーニングから3年以上が経過しており、内部にはホコリや湿気によるカビの初期繁殖が進んでいました。まず本体前面のカバーを慎重に取り外し、エアフィルターを取り外して点検したところ、フィルターの目詰まりがひどく、風量が極端に低下していました。ユニット内部の熱交換フィンにもホコリが層状に付着し、送風を妨げる状態だったため、高圧洗浄を行う前に、専用の洗浄剤を用いてフィンや吹き出し口周辺に付着したカビ胞子や油分を化学的に浮かせる処置を実施しました。その後、取り外した部品(パネル、フィルターなど)を手作業で丁寧にブラシ洗浄し、再度ユニット本体を高圧スチームで洗浄。内部に残った汚れや洗浄剤を完全に洗い流し、新品同様の光沢と清潔さを取り戻しました。最後に防カビコートを施し、乾燥時間を短縮すると同時に、再発するカビの増殖を抑制。お掃除機能の付いていない機種のため、全工程を1時間で完了し、エネルギー効率と室内の空気清浄効果を大幅に向上させることができました。
ビフォーアフター
- before
- after
取り外されたフィルターは、長年のホコリが層状に固着した状態で、目視でもホコリとカビの混在が確認できます。吹き出し口のフィンにも黒っぽい汚れが多数付着し、本来の吸排気が担保されていない様子がうかがえました。エアコンクリーニング後は高圧洗浄と専用洗浄剤で内部をしっかりと洗い流した結果、フィンは銀色の金属光沢を取り戻し、フィルターも真っ白に蘇りました。防カビコートの効果で、再びカビが発生しにくい状態を維持しています。風がスムーズに通るようになり、エアコン本来の能力が発揮できるようになりました。
-
エアコンクリーニングのコツ
- エアコンクリーニングでは、まず本体前面のカバーを外す前に電源をしっかりオフにし、ブレーカーを落として通電を完全に遮断することが重要です。取り外しの際には、プラスチック製のクリップや爪を折らないよう、優しく持ち上げるように外し、外れにくい部品は無理に引っ張らず、丁寧に力をかける方向を調整してください。フィルターやパネルを外したあとは、埃やカビの量をまず目で確認し、汚れがひどい場合はそのまま洗浄すると埃が飛び散りやすいので、床や家具にビニールシートを敷いて養生することを忘れないようにします。熱交換フィンに付着した頑固な汚れは、先に専用の洗浄剤をスプレーし、数分間放置して汚れを浮かせてからブラシでこすり落とすと、すすぎの手間が減り、仕上がりも早くなります。水を使った高圧洗浄を行う際は、噴射ノズルを熱交換フィンと均一な距離に保ち、あまり近づけすぎるとフィンが変形するおそれがあるため注意が必要です。内部の電子部品やモーター部分に直接水がかからないよう、タオルやビニールでしっかり保護しながら作業を進めましょう。洗浄後は必ず自然乾燥だけでなく、ドライヤーや送風機能を使って内部を完全に乾かし、水分が残らない状態にしてから組み立てを行います。最後に防カビコートを内蔵部分に均一に吹き付けることで、次回の汚れやカビの発生を抑え、クリーニング効果を長持ちさせられます。また、作業を短時間かつ効率よく終わらせるためには、必要な道具や洗剤を事前に準備し、分解手順をあらかじめ頭に入れておくことが大切です。お客様への説明時には、クリーニング後の効果やお手入れ方法(フィルターの定期的な掃除、吹き出し口まわりの拭き掃除など)を伝え、次回のメンテナンス時期の目安をお知らせしておくと、長期的に清潔なエアコン環境を維持できます。