- 所在地
- 神奈川県藤沢市
- 施工内容
- 家電クリーニング
- 施工期間
- 2時間
- 施工費用
- 10,000円(消毒作業込)
- 施工担当者のコメント
- 高齢のお客様からのご依頼で、20年放置された家電の汚れは想像以上でした。庫内の油汚れや硬化した汚物は、通常の中性洗剤では落としきれないため、食品衛生法に準拠した特殊洗剤と再付着防止剤を併用。消毒は次亜塩素酸を用い、一切の菌の繁殖を抑制しました。作業後、お客様から『新品同様になった』と大変喜んでいただけたことが何よりのやりがいです。
高齢のお客様より、「20年間放置していた冷蔵庫と電子レンジの庫内がゴキブリの巣窟と化し、油汚れや食べ残しがこびりついてしまっている」というご相談をいただきました。まずは機器を安全に棚から降ろし、庫内の可動部や取り外し可能なパーツをすべて分解。内部に固着したゴキブリの糞や油汚れを、食品に安全な特殊洗剤を使用して丁寧に浮かせ落としました。その後、菌の拡散を防ぐために次亜塩素酸を主成分とする消毒液で庫内・パーツを徹底消毒。最後に乾燥工程を経て、すべての部品を元通りに組み直し、動作チェックを実施しました。庫内の悪臭も残さず、安全かつ衛生的に復旧することができました。
ビフォーアフター
- before
- after
庫内上部の棚板が茶色く変色し、扉ポケットには黒ずんだ油汚れが厚くこびりついています。庫内背面のドレンパンには古い水滴とともに埃や食べかすが堆積し、針金製の棚の隙間にはゴキブリの糞が数十粒にわたって確認できる状態でした。さらに冷蔵庫外側の側面には、庫内から流れ出た汚水が垂れた跡がくっきりと残り、徐々に硬化した黄褐色のシミとして固着していたため、見た目にも衛生面にも強い不安を覚える光景でした。施工後では、特殊洗剤によって油汚れが乳化し、ヘラやナイロンブラシで根気よく汚れを剥がし落とした結果、棚板は真っ白なプラスチック本来の質感を取り戻しています。庫内背面のドレンパンは次亜塩素酸系消毒液で除菌され、水垢やカビの痕跡が一切見られません。取り外した棚やドアパッキンを組み戻した際には、パッキンのゴムが再び柔軟性を取り戻し、扉を閉めた際の密閉感も安全基準を満たすほどに回復しました。最後に動作チェックを行い、庫内灯や温度調節機能が問題なく作動することを確認。全体を通して、まるで新品を搬入したかのような、清潔感と安心感あふれる仕上がりとなりました。
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家電クリーニングのコツ
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家電クリーニングを成功させるためには、まず作業前の準備が何よりも重要です。トラブルを避けるため、まずは電源を確実に切り、コンセントを抜いてから作業に入ります。庫内の棚板やドアポケット、可動部など、取り外せるパーツはすべて慎重に分解しておくことで、細かな隙間の汚れにも手が届きやすくなります。また、元の取り付け位置がわかるよう、写真を撮影しておくと、再組み立て時のミスを防げます。
次に、汚れの質に応じた洗剤と道具選びがポイントです。今回のように油汚れや食べかすが固着している場合は、食品衛生法に準拠したアルカリ性の特殊洗剤を使用し、まずは汚れを浮かせる工程を丁寧に行います。浮き上がった汚れは、ヘラやナイロンブラシでこすり落とし、最後にマイクロファイバークロスで拭き取ると、表面を傷めずにきれいに仕上がります。ドレンパンやパッキンまわりはカビや臭いが再発しやすいため、専用の除菌消毒液(次亜塩素酸系など)を使い、十分に浸透させることが長期的な清潔維持につながります。
乾燥と動作チェックの工程を怠らないことも、仕上がりの品質を左右します。洗浄・消毒後は、部品同士が重ならないように並べて風通しの良い場所で自然乾燥させるか、低温設定のドライヤーで水分を飛ばします。完全に乾燥したことを確認してから元の位置に組み戻し、扉の開閉や庫内灯、温度調節機能が正常に動作するかを必ずチェックしてください。この一連の流れを守ることで、見た目の美しさだけでなく、安全性・衛生面も兼ね備えた家電クリーニングが実現します。