- 所在地
- 東京都町田市
- 施工内容
- 浴室ドア障子交換
- 施工期間
- 半日
- 施工費用
- 70,000円
- 施工担当者のコメント
- 本件では浴室ドア障子のみのご依頼でしたが、調査段階でドア枠内部の腐食兆候を発見したため、防錆プライマーの追加塗装も併せてご提案することで、将来的なメンテナンスコストの低減を実現しました。若手多能工チームによる短期施工でありながら、耐久性と美観性を両立させられた点が弊社の強みであり、お客様からも「費用以上の仕上がり」と高い評価をいただきました。
この度ご依頼いただいたのは、築15年を経過して障子部分に複数の裂け目が生じた浴室ドアの交換でした。まず事前調査では、ドア枠の歪みやシール材の劣化状況を目視と測定器の併用で詳細に確認し、水の浸入による床や壁材の腐食リスクを評価しました。材質選定においては、軽量で耐水性に優れる樹脂製障子パネルを採用し、長期にわたり快適な使用感を維持できるよう防カビ・防汚機能付きシリコーンシーリングの利用をご提案しました。実際の施工では、まずドア本体を取り外し、古いパネルと劣化したシール材を丁寧に撤去したうえで、枠内部にワイヤーブラシを用いた清掃と防錆プライマー塗布を行いました。採寸データに基づいて製作された新規パネルは既存枠に正確に挿入され、隙間には均一にシーリング材を充填し、仕上がりの美観と防水性能を両立させました。最後にドアを復旧し、開閉と水漏れの確認テストを実施し、問題なくスムーズな動作と確実なシール密着を確認して完了となりました。
ビフォーアフター
- before
- after
施工前の浴室ドアは障子パネルには裂け目が複数見られ、既存シールの剥がれから水滴が枠内部に浸透してサビやカビの発生を招いていた状態が確認できます。施工後は新規樹脂パネルへの交換に加え、隙間に充填したシーリング材によって白さが際立つ美しい仕上がりとなっているだけでなく、開閉時の摩擦音も軽減し、見た目と機能性の両面で改善が図られたことが一目でわかります。
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浴室ドア障子交換のコツ
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浴室ドアの障子交換を行う際には、まず既存のドア枠をそのまま使用できるかを確認し、枠に歪みや損傷がないかを精査することが欠かせません。次に、重量や施工性を考慮して樹脂製のパネルを選ぶことで、耐水性を確保しつつ作業を容易に進められるようになります。既存の製品と同一の型番が流通していない場合は、正確な寸法をもとに業者へオーダーメイドを依頼し、隙間や浮きを生じさせないことが仕上がりの美観を左右します。切断作業を行う際にはカッターが滑らず精度を担保できるステンレス製の定規を使用することで、怪我や材料の傷つきを防ぎます。折り戸本体を外す際には両側の着脱ツマミを同時に下げて扉を少し開いた状態で保持し、倒れないよう手を離さず慎重にレールから引き抜くことで安全性を確保します。また、把手やラッチ調整用のビスはナメを防ぐために適切なサイズのプラスドライバーを用意し、緩めすぎや締めすぎに注意しながら作業を進めることが重要です。YouTubeのガラス交換解説動画でもブラケットを根本まで確実に差し込むことが変形防止に直結すると示されており、工具の扱いと挿入位置の確認を怠らないようにしましょう。折り戸サッシを分解したら、ゴムパッキンとともに旧パネルをゆっくりと引き抜き、新パネルの挿入前にサッシ内部にゴミや古いシール剤が残らないようきれいに清掃します。初心者向けのDIYレポートでは、TOTO製浴室扉の割れたアクリルパネル交換にも成功した事例が報告されており、適切な工具と手順を守れば業者に依頼せずとも高品質な仕上がりが可能であることが示されています。既存のコーキングを取り除く際は、カッターの刃を水平気味に当てて薄く浅く削ぐようにカットし、切断面を三角形に仕上げることで新しいシール材の密着を高めることができます。除去後は乾いたクロスで水分を完全に拭き取り、湿気がシーリングの硬化を阻害しないよう徹底的に乾燥させることが成功のポイントです。そのうえでマスキングテープを隙間両端に貼り付けて養生し、周囲を保護しながら均一なシーリングラインを確保します。コーキングガンはトリガーを握った時のみ充填剤が吐出される仕組みのため、手首の動きを一定に保ちながらヘッドを一定速度で移動させ、ムラなくビードを形成することが求められます。防カビ性能を備えたシリコン系シーリング材を選び、変性シリコーンを用いることで上からの塗装や追い打ちのシール作業にも対応可能となり、将来的なリペア性が向上します。充填前にノズルを隙間幅に合わせて斜めにカットすることで、適量をコントロールしやすくなるだけでなく、仕上がりもシャープになります。コーキングを打設後はヘラを使い一方向にならしたうえで、逆方向にもヘラを滑らせることで表面を滑らかに整え、段ボール片で余剰をこまめに拭き取ると美観が長持ちします。仕上げが完了したら硬化が始まる前にマスキングテープを素早く剥がし、切れ味の良いエッジを残した状態で乾燥させましょう。
新パネルをはめ込む際にはゴムパッキンと新パネルの位置を合わせ、サッシを元に戻す前にブラケットが根本まで差し込まれているかを念入りに確認することで、施工後の歪みやガタつきを防ぎます。把手を取り付ける際は片側を斜めに差し込み、反対側はブラケットを広げながらはめ込んでからプラスドライバーでしっかりとねじ止めし、手で引っ張って抜けないことを必ず確認します。把手を取り付けない方の浴室側縦框には中桟孔塞ぎピースを押し込むことで、水の侵入経路を遮断し、防水効果を高めることができます。ラッチのかかりしろは扉を閉めた状態で調整ねじを微調整し、レールとの干渉がない位置で固定することで、スムーズな開閉と適度な閉じ止め力を同時に実現します。施工後には水をかけて漏水確認を行い、問題がないことを目視で確かめます。最後に開閉テストを複数回繰り返し、摩擦音や引っかかりが完全に解消されていることを確認して施工完了となります。