
見栄えの悪いコードを隠す隠ぺい配線工事は1ヶ所あたり約10,000円〜30,000円が相場ですがネットの最安値を鵜呑みにすると現地調査で思わぬ追加工賃が発生します。壁の中にある柱や断熱材などの裏構造、分電盤からの配線距離により施工手順が大きく変わるためです。
既存コンセントの近くへの分岐なら費用を抑えられますがエアコンや電子レンジ用の専用回路新設や200Vへの電圧変更では20,000円〜50,000円程度まで跳ね上がります。さらにコンクリート壁や点検口のない天井は追加費用の原因になります。無資格でのDIY工事は法律で禁止されているうえ感電や壁裏火災を引き起こす危険があるため絶対に行ってはいけません。
ヤマダ電機やカインズなどの大手店舗と地元の専門業者の施工対応力や費用の仕組みを徹底比較し、壁紙を傷つけないプロの最小開口技術までわかりやすく解説します。事前に正しい構造限界と見積もりのチェックポイントを把握し、大切な我が家を傷つけることなく最適な費用で安全に工事を完了させましょう。
この記事の目次
壁の中のコンセント増設費用はいくら?工法別の料金相場表
お部屋のコード散乱を解消してインテリアをすっきり見せたいとき、壁の中に配線を通す隠ぺい工事は非常に魅力的ですよね。まずは気になる工法別の費用感や特徴を一覧で比較してみましょう。
| 配線工法 | 費用相場(1ヶ所) | 見栄え | メリット・注意点 |
|---|---|---|---|
| 既存コンセントからの分岐(近場) | 約12,000円〜18,000円 | ★★★★★ | 配線が見えず美しい。既存位置の近く向け |
| 壁内隠ぺい配線(長距離・迂回) | 約10,000円〜30,000円 | ★★★★★ | コードを完全に隠せる。壁裏の構造で変動 |
| 専用回路の新設(分電盤から直通) | 約20,000円〜40,000円 | ★★★★☆ | 大容量家電に必須。配線ルートの確保が鍵 |
| 露出配線(モールカバー固定) | 約8,000円〜15,000円 | ★★☆☆☆ | 費用は最安。壁面にカバーが浮き出る |
現場の構造によって必要な作業がガラリと変わるため、事前に仕組みを知っておくことが失敗を防ぐ第一歩です。
隠ぺい配線工事の費用目安と工法による価格差
壁の内部を通して電源を引っ張る隠ぺい配線工事は、1ヶ所につき約10,000円〜30,000円が標準的な費用目安となります。
元のコンセントと目と鼻の先にある石膏ボードの壁へ移動・増設するだけであれば、約12,000円〜18,000円ほどの作業料でスムーズに完工するケースが多いです。
しかし、配線を引っ張る距離が伸びたり、壁の裏側に木材や補強材が隙間なく入っていたりすると通線作業の難易度が跳ね上がります。現場の職人が壁裏を探りながら迂回ルートを作るため、工数に応じて料金が調整される仕組みになっています。
専用回路や200V変更が必要な場合の工事料金
キッチンで電子レンジや卓上IHクッキングヒーターを同時に使いたい場面や、リビングへ大型エアコンを導入する際には、既存の配線から分けるのではなく分電盤から単独で引っ張る専用回路の増設が必要です。
専用回路を引き直す場合の相場は約20,000円〜40,000円ほどとなり、あわせて電圧を100Vから200Vへ切り替える場合はさらに作業費用が加算されます。
高出力な電化製品は消費電力が大きいため、ブレーカー容量や全体の電力使用バランスを見極めて安全な回路設計を行うことが欠かせません。
露出配線(モール隠し)と隠ぺい配線の費用比較
予算を抑えることを最優先にして「見た目は気にしない」という場合は、壁の表面に配線を通してプラスチック製のモールカバーで覆う露出配線という選択肢もあります。
露出工事の費用は約8,000円〜15,000円程度とリーズナブルですが、数年経つと両面テープの粘着が弱まってモールが浮いてしまったり、壁紙が剥がれたりするデメリットが存在します。
お部屋の美観を損なわず資産価値をキープしたい場合や、家具の裏へすっきり収めたい場合は、やはり壁の中へコードを隠す施工法を選ぶのがベストな判断といえます。
配線コードを壁の中にすっきり隠す隠ぺい工事は、お部屋の見た目を劇的に美しく変えてくれます。しかし、ネットで提示されている基本料金だけを見て注文すると、実際の現場で想定外の追加料金が発生して驚くケースが後を絶ちません。壁の裏側という目に見えない場所で作業するからこそ、予期せぬ費用が発生する明確な理由が存在します。
後から泣きを見ないために、プロの現場で実際に請求対象となる追加工賃の4つの落とし穴と金額の相場感をしっかり把握しておきましょう。
追加費用が発生しやすい主な条件と金額目安
| 追加費用の発生要因 | 発生する主な理由 | 追加料金の相場 |
|---|---|---|
| 配線距離の延長(5m以上) | ケーブル材料費の増加と壁裏の通線作業の難易度アップ | 約10,000円〜20,000円加算 |
| コンクリート壁(RC構造) | 内部を通せないため天井裏・床下への迂回配線が必要 | 約5,000円〜10,000円加算 |
| 壁裏の断熱材・点検口なし | 通線ワイヤーの引っ掛かりや別途開口作業が必要 | 約5,000円〜15,000円加算 |
| 既存の分電盤の容量不足 | 専用回路新設や200Vへの電圧変更・ブレーキ交換 | 約10,000円〜30,000円加算 |
配線距離が5メートルを超える場合の追加工賃
既存のコンセントや分電盤からの移動距離が5m未満であれば、多くの場合は標準的な基本料金内で工事が完結します。しかし、部屋を跨いだり距離が5mを超えて延びたりすると、追加のVVFケーブル材料費が発生するだけでなく、壁裏の配線ルートを通す作業工数が大幅に増加します。
距離が長くなるほど途中で配線を引っ張る抵抗が大きくなり、作業の手間が増えるため、結果として合計費用が30,000円以上まで上がってしまうことがあります。希望する設置場所と元の電源位置がどれくらい離れているかを事前に把握しておくことが大切です。
壁の材質がコンクリート(RC構造)の場合の限界
壁の表面が石膏ボードであれば内部が空洞になっているため配線を通せますが、分譲マンションの隣家との境目などに多いコンクリート壁の場合はそういきません。コンクリート内部には配線を通す隙間が物理的に存在しないためです。
建物の強度を保つ耐震上の理由から、コンクリートの躯体に溝を掘るような工事は法律や管理規約で固く禁止されています。そのため、直貼りコンクリート壁でコードを隠すには、天井裏や床下を大きく迂回させる特殊な配線ルートを組む必要があり、通常よりも+5,000円〜10,000円以上の追加料金が発生します。
壁裏の断熱材や点検口のない天井・床下作業
戸建ての外壁に面した壁の内部には、断熱性能を高めるためにグラスウールなどの断熱材が隙間なく敷き詰められています。この中に配線を通そうとすると通線ワイヤーが断熱材に引っかかり、作業が難航します。
さらに、配線を迂回させるための天井裏や床下を覗き込む点検口が近くにない場合、作業領域を確保するために壁や天井に小さな点検穴を開ける作業が必要になります。こういった壁裏の障害物回避や開口作業が重なることが、見積もりの金額を引き上げる大きな原因になります。
ネットの見積もりと現地調査で金額が変わる理由
ネット上で「1万円から対応可能」といった格安の案内を見かけて依頼したのに、現地調査で実際の費用が一気に跳ね上がることがあります。これは、ネット上の提示額が「障害物のない石膏ボード壁で、ごく近くから分岐できた場合」の最短ルートしか想定していないためです。
プロの目から見ると、壁の中には縦方向に木製や軽量鉄骨の柱が一定間隔で入っており、既存電源のすぐ横に増設したい場合でも柱を避ける迂回工法が必要になるケースが大半です。事前のヒアリングなしで一律料金しか提示しない業者ではなく、壁の内部構造までしっかり見立てた上で明朗な事前見積もりを出してくれる専門業者を選ぶのが失敗を防ぐ最大の秘訣です。
自分の家でも隠ぺい配線はできる?壁の構造と可否の見極め方
ご自宅の壁の中にコードを隠してスッキリさせたいと考えても、すべての部屋で同じ工事ができるわけではありません。壁の中の配線を通す工事は、壁の裏側がどのような構造になっているかで作業の難易度や仕上がりが劇的に変わります。
まずはご自宅の壁タイプと、配線を通せるかどうかの見極めポイントを整理しました。
| 壁の種類 | 主な特徴 | 隠ぺい配線の可否 | 施工時の注意点 |
|---|---|---|---|
| 石膏ボード(間仕切り壁) | 部屋同士を仕切る内部の壁 | ○(施工しやすい) | 内部の柱や間柱の位置確認が必要 |
| コンクリート(RC構造) | マンションの外壁側や境界壁 | ×(壁内を通せない) | 露出配線または迂回配線が必要 |
| 断熱材入り壁 | 外気に面した戸建ての外壁 | △(技術が必要) | ワイヤーが引っかかり作業難易度が高い |
壁の裏側が空洞になっていればキレイに配線を隠せますが、構造によっては事前の確認が欠かせません。
石膏ボードの間仕切り壁なら壁内配線がスムーズ
戸建てやマンションで、隣の部屋とを隔てている間仕切り壁の多くは木造や軽量鉄骨の下地に石膏ボードを貼り合わせた構造です。このタイプの壁は中身が空洞になっているため、配線を隠す工事に最も適しています。
プロの現場では、下地探知器や金属探知器を使って壁裏の状況をミリ単位で特定します。
壁裏にある木製の柱を避け、空洞部分を狙ってピンポイントで開口すれば、コードを壁の中にすんなりと通せます。無駄な穴を開けずに最小限の加工で済むため、施工時間も短く壁紙を傷めるリスクを抑えられます。
真横への増設は難しい?壁の中にある「間柱」の壁
現場でお客様からよくご相談いただくのが、既存のコンセントから数センチ真横の位置に増やしたいというご要望です。実は、この真横への移動や増設こそが、壁の中の配線において大きな壁となります。
壁の内部には、石膏ボードを支えるために縦方向へ間柱と呼ばれる木材が一定間隔で入っています。
配線を上下(天井方向や床方向)へ伸ばすのはスムーズですが、横方向に引っ張ろうとすると、この間柱が物理的な障害物として立ちはだかります。無理に通そうとすると柱を傷つけて建物の強度を落とす恐れがあるため、プロは以下のようなルートを選択します。
- 一度壁の下側(床下)へ配線を取り出す
- 天井裏まで迂回させてから目的の場所へ落とす
- 障害物を避ける専用の通り道を作って通線する
見た目には単純な横移動に見えても、壁裏の構造に合わせて一度迂回させる手間が発生するため、配線距離が伸びて費用に影響する仕組みになっています。
戸建てと分譲マンション・賃貸物件での注意点
お住まいの形態によっても、施工におけるルールや制約が大きく異なります。
戸建て住宅であれば、持ち主の判断で比較的自由に配線ルートを検討できます。しかし、分譲マンションの場合は注意が必要です。お部屋の中の壁であっても、隣家との境目にある壁(戸界壁)やコンクリート躯体部分は共有部分に指定されていることが多く、穴あけや加工が管理規約で厳重に禁止されています。
また、賃貸物件では退去時に部屋を元の状態に戻す原状回復義務が生じます。
壁の中に配線を通すために小さく開口しただけでも、退去時に高額な修繕費用を請求されるトラブルに発展しかねません。賃貸のお部屋で工事を検討される場合は、必ず事前に管理会社や大家さんへ施工内容を説明し、書面で許可を得てから進めるのが鉄則です。
DIYでのコンセント増設は絶対に危険!知っておくべき法律とリスク
お部屋のコードまわりをスッキリさせたいとき、ホームセンターでパーツが手軽に買えることから、自分で壁に穴を開けて作業してしまおうかとお考えになるかもしれません。
しかし、壁の中に配線を通して見栄えを良くする作業には、思わぬ落とし穴と法的なリスクが潜んでいます。
危険性を正しく把握し、安全に理想のお部屋を作るための知識を整理していきましょう。
無資格での電気工事は法律(電気工事士法)で禁止
ご自宅の壁裏にある配線をいじる作業は、単なる日曜大工の延長では行えません。
コンセントの増設や配線同士を接続する作業は、電気工事士法という法律により、第一種または第二種電気工事士の国家資格を持つ人にしか認められていないのです。
無資格で施工した場合、法律により罰則が科される可能性があります。
DIY用に便利なパーツが販売されているため勘違いされやすいのですが、壁の内部に触れる作業は明確にプロの領域として区分されています。
無資格施工のリスク一覧
- 法令違反による罰則や懲罰の対象となる
- 施工不良による漏電や停電トラブルの誘発
- 火災発生時に火災保険が適用されないリスク
- 機器の破損や感電による重大な身体的被害
自分だけでなくご家族や家屋全体を危険に晒してしまうため、資格を持たない状態での作業は絶対に避けてください。
渡り配線のミスが引き起こす感電と火災の恐怖
既存の電源から電気を分ける渡り配線という手法は、一見するとシンプルに思えます。
しかし、壁の内部という目に見えない場所で行うからこそ、専門的な施工技術が求められます。
配線コードの芯線を奥まで正しく差し込めていなかったり、極性を間違えて接続したりすると、ショートや接触不良が発生します。
接触不良が起きると、その部分がじわじわと異常発熱を起こし、壁の中にある木材や断熱材へ引火して火災へつながるリスクがあるのです。
特に壁の裏側で発生する発熱や火花は、表面から見えないため発見が大幅に遅れます。
気がついた時には壁紙の裏が焦げて焦臭い充満が始まり、手遅れになるケースも珍しくありません。
安全を担保するためには、適切な電線の太さ選定や確実な差込確認が欠かせないのです。
ホームセンターやネットのDIY動画に潜む罠
動画共有サイトやSNSでは、壁に穴を開けて簡単に電源を増やせたという体験談が数多く投稿されています。
映像で見ると手軽に挑戦できそうに思えますが、実はプロの現場目線で見るとヒヤリとする危険な施工が非常に多く含まれています。
動画ではカットされている壁裏の構造チェックや安全対策を怠ると、予期せぬ事故を引き起こします。
自作動画に潜む施工リスクとプロの対応比較
| 施工項目 | DIY動画でよく見られる状態 | 専門業者の安全基準 |
|---|---|---|
| 壁裏の障害物確認 | 勘や感だけで壁に穴を開ける | 探知器やカメラで柱や既存配線をミリ単位で確認 |
| 柱(間柱)の回避 | 柱に当たると作業が中断・穴が放置される | はさみ金具等を使い最小開口で柱を回避して固定 |
| 断熱材がある壁 | 配線が引っかかり壁裏で無理に引っ張る | 通線専用工具を使い断熱材を傷つけずに通線 |
| 結線部分の処理 | 被覆の剥きしろが不揃いで銅線が露出 | 規定サイズで正確に剥離し接続確認を実施 |
壁の中には建物を支える柱や間柱、断熱材、さらには既存の水道管やガス管など様々な障害物が詰まっています。
専門知識なしに壁穴を広げてしまうと、建物の強度を落としたり内装を大幅に傷めたりして、最終的な修復費用が膨らむ事態になりかねません。
大切な我が家と家族の安全を守るためにも、壁裏の施工は信頼できる専門業者へ依頼しましょう。
どこに頼むのが正解?ヤマダ電機・カインズ・地元の専門業者を徹底比較
コンセントを壁の中にすっきり収める工事を検討する際、真っ先に思い浮かぶのが大手家電量販店やホームセンター、そして地域の専門業者ではないでしょうか。
しかし、どこに依頼しても同じ仕上がりになるわけではありません。依頼先によって工事費用の内訳や中間マージン、さらに壁裏の配線に対する対応力が大きく異なります。
主要な依頼先ごとの特徴や費用の違いをまとめました。
| 依頼先 | 費用相場(1ヶ所) | 隠ぺい配線の対応力 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|
| 大手家電量販店 | 約15,000円〜35,000円 | 施工店により変動(露出提案多め) | 家電購入と同時に手配できる | 下請け手数料が発生、下見まで日数がかかる |
| ホームセンター | 約15,000円〜30,000円 | 基本的な工事のみ(標準対応) | 日用品の買い物ついでに相談可能 | 現地調査まで時間がかかる、壁補修は別料金 |
| 地元の施工専門店 | 約10,000円〜25,000円 | 柔軟(壁裏構造に応じた施工) | 自社施工で中間コストゼロ、即日対応可 | 店舗によって対応エリアや実績にばらつきがある |
自家の壁構造に合わせた最適な工事を安く、美しく完了させるために、それぞれの実情を詳しく見ていきましょう。
ヤマダ電機やエディオンなど大手家電量販店の費用と施工特徴
新しくテレビやエアコンなどの家電を購入したタイミングで依頼しやすいのが、ヤマダ電機やエディオンといった大手家電量販店です。買い物と一緒に申し込みができる手軽さは大きな魅力と言えます。
ただし、実際の施工を担当するのは量販店から委託された下請けの電気工事業者です。そのため、基本工事費の中に中間マージンが含まれており、費用がやや高めに設定されるケースが見られます。
さらに、下請け業者の多くは1日に何件もの現場を回るため、施工に時間のかかる難易度の高い壁内配線を敬遠する傾向があります。壁裏に間柱などの障害物があると「壁の中を通すのは不可能です」と判断され、プラスチックの配線カバーを使う露出モール配線への変更を提案されてしまうケースが少なくありません。
カインズやコーナンなどホームセンターのコンセント工事
カインズやコーナンなどの大手ホームセンターでも、リフォームカウンターでコンセント増設の相談を受け付けています。身近な店舗で気軽に申し込めるため、利用しやすい選択肢の一つです。
しかし、ホームセンター自体が工事を行うわけではなく、こちらも提携している外部の工事業者が現場へ派遣されます。出張費や仲介手数料が加算されるため、直接業者に頼むよりも提示金額が膨らみがちです。
また、受付窓口のスタッフは電気工事や内装構造の専門家ではないため、壁の材質や配線ルートに関する詳細な相談はその場で行えません。後日の現地調査まで具体的な工法や金額が確定しない点にも注意が必要です。
地元の電気工事店や内装リフォーム会社の強み
費用を抑えつつ、見た目にこだわった美しい仕上がりを希望するなら、地元の施工専門店や内装リフォームを手掛ける会社への直接依頼が最もおすすめです。
最大の強みは、下請け業者を挟まない自社施工による適正価格です。余計な中間手数料が発生しないため、質の高い隠ぺい処理を無駄のない費用で実現できます。
現場を知り尽くした職人は、下地センサーや内視鏡スコープを駆使して壁裏の間柱や断熱材の位置を正確に把握します。他社で「壁を通せない」と断られた難易度の高い場所でも、壁裏の隙間を器用に通す技術を持っているため安心です。
最近では、スマートフォンのLINEで施工希望場所や分電盤の写真を送るだけで、訪問前に精度の高い概算見積もりを出してくれる地域密着店も増えています。無駄な出張費を払わずに済む点も大きな利点です。
プロはここが違う!壁を傷つけずキレイに仕上げる隠ぺい配線の施工技術
コードが露出しない隠ぺい配線は魅力的ですが、壁を派手に壊されて高額な修繕費を請求されないか不安になりますよね。実は、腕のある職人が入る現場とそうでない現場では、施工のアプローチや仕上がりの美しさに圧倒的な差が出ます。
配線を壁の中に隠す工事費用は1ヶ所あたり1万円から3万円ほどが相場ですが、現場の施工技術によって追加でかかる内装補修費をゼロに抑えられるかが決まります。熟練のプロが実践している具体的なテクニックを解説します。
最小限の開口で壁紙を傷つけない「はさみ金具」工法
一般的な電気工事では、コンセントボックスを固定するために壁の裏にある木枠(野縁や開口用の下地)を大きく出したり、壁面を広く切り抜いたりすることがあります。しかしこれを行うと、既存のクロスが破れてしまい、電気工事とは別に壁紙の張り替え作業が必要になってしまいます。
技術力の高い職人は、新しく設置するコンセントボックスと全く同じ最小限の寸法(約95mm×51mm程度)だけを石膏ボードから正確にくり抜きます。
壁裏の固定には、はさみ金具と呼ばれる特殊な固定用部材を活用します。
| 施工方法 | 壁の開口サイズ | クロス補修の有無 | 工期の目安 |
|---|---|---|---|
| 既存の下地固定工法 | 大(壁を広くカット) | 必要(別料金が発生) | 1日〜2日(内装工事待ち) |
| はさみ金具工法 | 最小限(ボックス寸法のみ) | 不要(既存壁紙を維持) | 即日(約1〜2時間で完了) |
はさみ金具を使えば、壁の表面を不要に傷つけることなく、石膏ボードを挟み込んでしっかりとボックスを固定できます。無駄な内装補修費用を出さずに、工事したその日のうちに新設コンセントがキレイに使えるようになります。
事前探知器とマイクロスコープで壁裏の障害物を回避
壁の中は空洞に見えても、縦方向に走る柱や間柱、既設の電線、さらには水道管や断熱材などが複雑に張り巡らされています。勘に頼って穴を開けてしまうと、柱にぶつかって不要な穴が増えたり、断熱材を傷つけて配線が引っかかったりするリスクが高まります。
プロの現場では、感覚で作業を進めることは一切ありません。
- 下地センサー(高周波・探知式)で壁裏の木柱や軽量鉄骨の位置をミリ単位で特定
- 金属探知器で壁内の既設配管や配線をチェック
- わずかな隙間からスコープカメラ(極細マイクロスコープ)を挿入し内部の空間を確認
特に外壁に面した壁の中にはグラスウールなどの断熱材が隙間なく詰まっているため、通線ワイヤーが途中で引っかかるトラブルが多発します。事前にスコープでルートを確認し、隙間を縫うように通線工具を操作することで、壁を一切傷つけずに配線を通すことが可能になります。
電気工事だけでなく内装補修まで一括対応できる安心感
どうしても配線ルートの都合上、途中の壁や天井に点検用の開口を開けなければならないケースも存在します。例えば、横方向への長距離配線で間柱を何本も跨ぐ場合や、コンクリート躯体が近く迂回が必要なシチュエーションです。
一般的な電気工事業者の場合、電気の配線作業しか行えないため「壁の開口はしますが、クロス補修はご自身で別の内装業者へ手配してください」と断られてしまうことがあります。これでは電気工事代とは別に内装の出張費やクロス張替費用が上乗せされ、全体の出費が膨らんでしまいます。
私の現場経験からも、電気工事の国家資格に加えて内装リフォームの技術を合わせ持つ多能工スタッフが対応する施工店を選ぶのが最も賢い選択だと実感しています。
壁の切り出しから配線、はさみ金具での固定、そして万が一のクロス補修までをワンストップで完結できれば、中間マージンや別業者への依頼費用を丸ごとカットできます。見た目の美しさと予算の節約を両立させるためにも、事前に対応力をしっかり確認しておきましょう。
失敗しないコンセント増設!信頼できる業者選びと無料相談のステップ
ネットで目にする格安の提示額を鵜呑みにして工事を頼むと、作業当日に「壁裏の構造が特殊だから」と予期せぬ追加料金を請求されるトラブルが後を絶ちません。美しく安全に配線を仕上げるためには、見積もりの見極め方や壁の内装知識を持つ施工専門店選びが極めて重要になります。
見積書で確認すべき「出張費・内装補修費・保証」の有無
提示された金額だけで契約を決めるのは大変危険です。安い提示額の裏に、本来必要な作業費が隠されている場合があるためです。
見積書を手にした際は、以下の内訳がしっかりと明記されているか必ず確かめてください。
- 出張基本料および現地調査費が含まれているか
- 壁の穴あけや開口に伴う内装補修費が明記されているか
- 配線部材や専用コンセントプレートなどの材料費
- 施工後の発熱や動作不良に対応する工事保証の有無
特に注意したいのが、壁裏の配線ルートを確保するためにどうしてもクロスを剥がしたり開口部を広げたりした後の補修費用です。
| チェック項目 | 悪質なケースの例 | 信頼できる業者の対応 |
|---|---|---|
| 追加工賃 | 「現地確認後に別途請求」と曖昧 | 発生し得る追加費用を事前説明 |
| 内装復旧 | 「電気工事のみ対応」と放置される | 壁紙の補修まで一括で提示 |
| アフター保証 | 保証書なし、連絡が取れなくなる | 自社保証書の発行と施工後のアフターフォロー |
電気工事店の中には「壁の復旧はクロス屋さんに別で頼んでください」と丸投げするケースも少なくありません。その場合、電気代とは別に内装費用が数万円規模で膨らむリスクがあります。
地域密着の「こまリフォ」が選ばれる理由と施工実績
電気工事と壁の修繕を別々に依頼する無駄を省き、予算内で理想の仕上がりを実現したいなら、両方の技術を併せ持つ専門業者への依頼が最適です。
神奈川や東京エリアで5,000件を超える豊富な施工実績を積み重ねてきた「こまリフォ(悠ホーム株式会社)」は、電気工事士の国家資格はもちろん、内装補修の技術も備えた多能工スタッフが現場を担当します。
大和市をはじめとする地域のお客様から高い評価をいただいている理由は、自社施工によるスピード感と仕上がりの美しさにあります。中間マージンが発生しないため、大手家電量販店やマッチングサイト経由よりも手頃で透明性の高いプランを提示可能です。
壁の中に柱が密に詰まっている難しい施工環境であっても、最小限の開口ではさみ金具を活用し、壁紙の価値を損なわずにその日のうちに工事を完了させます。
スマホから写真を送るだけの簡単LINE見積もりで費用を把握
「自宅の壁の中にコードを通す工事ができるのか」「概算でどのくらいの予算が必要か」という疑問をお持ちなら、まずは現地調査の前に気軽な事前相談を活用してみましょう。
スマホでコンセントを新設したい壁とその周辺の写真を撮影し、LINEで送るだけで、現場経験が豊かなプロが概算の費用感や施工の可否をお答えします。
ご相談から見積もりの提示まで完全無料でご利用いただけます。事前に壁裏の状況や増設の目的をお聞かせいただくことで、当日の一方的な追加請求を未然に防ぎ、安心してお部屋の見た目をすっきり整える第一歩を踏み出せます。
著者紹介
著者 – こまリフォ
日常の小さな困りごとを解決する内装リフォーム店として施工実績5,000件超の現場に対応してきた中で、壁のコンセント増設に関するご相談は非常に多く寄せられます。特に多いのが「ネットで1万円と書いてあったのに、見積もりを取ったら倍以上の金額を提示された」「壁裏に配線を通せないと言われ、外側に目立つ配線カバーを付けられて見栄えが悪くなった」というお悩みです。
実際の現場では、壁の裏側に木の下地や断熱材が詰まっていたり、コンクリート壁で穴を通すスペースがなかったりと、お住まいごとに構造の限界が存在します。現地調査を行わずに一律の最安値だけを提示する情報や、無資格での危険なDIY動画を鵜呑みにしてしまい、壁裏での不具合や無駄な出費に繋がるケースを私たちは見てきました。
大がかりな工事をしなくても、適切な工法を選べば壁を最小限の穴で済ませ、費用を抑えて綺麗に仕上げる方法があります。事前の知っておくべき追加料金の仕組みや構造のリスクを正しくお伝えし、後悔のない快適な住まい環境を整えていただきたいという強い思いから、この記事を作成しました。