
15坪の一軒家におけるシロアリ予防費用の相場は、おおむね5万円から12万円程度が目安となります。しかし、インターネットで見かける格安の坪単価や平米単価だけを鵜呑みにして予算を組むと、実際の現場で思わぬ追加費用を請求され、結果的に大手の見積もりを超える支払総額に膨れ上がるトラブルが後を絶ちません。
ベタ基礎だからうちは安心という誤解や、ハウスメーカーから提示された高額な5年目更新の案内に対する疑問を抱えたまま放置することは、住まいの資産価値を目減りさせる重大なリスクを伴います。本記事では、15坪という限られた床面積だからこそ発生する床下の構造的な死角や、格安業者が仕掛ける点検商法の裏側、そして現代の防蟻薬剤が5年で分解される科学的根拠を実務的な視点から徹底的に解き明かします。
さらに、余計な中間マージンを排除して適正価格で5年間の安心を手に入れるための自社施工店の選び方や、確定申告における雑損控除の適用ルールまで、無駄のない具体的な防衛策を網羅しました。この記事を最後まで読み進めることで、悪質な押し売りや手抜き工事を見抜き、最安かつ最善の選択肢を迷わず選べるようになります。
この記事の目次
15坪でのシロアリ予防費用の現実的な総額相場と業者の落とし穴
築5年を過ぎてハウスメーカーから防蟻処理の更新案内ハガキが届いたとき、その見積もり額の高さに驚いた方も多いのではないでしょうか。1階の床面積が15坪ほどのコンパクトな住まいであっても、適切な知識を持たずに業者を選んでしまうと、必要のない床下換気扇や高額な調湿材を契約させられるなどのトラブルに巻き込まれるリスクがあります。
床下の見えない場所だからこそ、事前の情報武装があなたの財布を守る最大の盾になります。現場のリアルな目線から、適正な予算と防衛策を徹底的に解剖していきましょう。
15坪の広さにおける支払総額の目安と各社の見積もりをガチ比較!
15坪(約50平方メートル)という広さにおけるシロアリ予防の現実的な支払総額は、業界全体の相場としておおむね5万円から12万円程度が目安となります。しかし、依頼する会社によって中間マージンの有無や施工体制が異なるため、以下の表のように見積もり総額には大きな開きが生じます。
| 施工会社タイプ | 15坪あたりの総額目安 | 特徴と価格差の背景 |
|---|---|---|
| 大手ダスキン等 | 120,000円 ~ 130,000円 | 高いブランド認知度と手厚い保証があるが仲介料が上乗せされる |
| 中堅防除業者 | 80,000円 ~ 90,000円 | 一定の施工規模があり自社施工も多いが広告費が価格に反映される |
| 地元密着の自社施工店 | 50,000円 ~ 75,000円 | 宣伝費や下請けマージンが完全カットされた技術者直営の適正価格 |
| ネット系の格安仲介サイト | 40,000円 ~ (現地追加あり) | 入り口の単価は極端に安いが現地での追加オプション請求が多発 |
このように、全く同じ15坪という広さであっても、どこに頼むかで手元から出ていくお金は倍近く変わることがわかります。この価格差の正体は、施工技術の差ではなく、会社の利益構造や広告費の差によるものがほとんどです。
ネットの格安表示にある坪単価や平米単価の掛け算だけで予算を組んではいけない理由
インターネットで検索すると「坪あたり1,200円」や「平米単価800円」といった破格の安さを売りにする広告が目に入ります。15坪なら3万〜4万円程度で済むと期待してしまいがちですが、これだけで予算を組むのは極めて危険です。
ここには、ネット集客に特化したプラットフォームと下請け施工店のいびつな契約構造が隠されているからです。仲介サイトは集客した案件を下請け業者に流す際、施工費用の50%から60%にも及ぶ高額な手数料をピンハネしています。
手数料を引かれた下請け作業員の手元には、ガソリン代や薬剤費を引くとほとんど利益が残りません。そのため、現場に到着してから以下のような難癖をつけて追加料金を上乗せしなければ、赤字になってしまうという裏事情があるのです。
- 「床下点検口がないので新規の作製費用が3万円かかります」
- 「配管まわりが結露してカビだらけなので、このままだと予防薬剤が塗れません」
- 「基礎にひび割れがあるため補強工事をセットにしないと5年保証が出せません」
結果として、見積もりを提示されたときには大手の価格をはるかに超える請求金額になっていたというケースが後を絶ちません。単価の安さだけに目を奪われず、総額でいくらになるのか、そして追加料金が発生しないという一筆を事前に書面でもらえるかどうかが重要になります。
5年保証と充実した点検が付帯したバリア工法の基本的な工事内訳
シロアリの予防工事で最も一般的かつ信頼性が高いのが、床下にバリアを張るように薬剤を散布するバリア工法です。この工法では、施工後5年間の再発を無償で保証する内容が基本パッケージとなります。
優良な業者が行う工事の内訳は非常にシンプルであり、以下の項目がすべて基本料金に含まれていることが大前提です。
- 土壌処理:シロアリが這い上がってくる土壌やコンクリート床面に薬剤を散布する作業
- 木部処理:土台や柱などの木材部分に薬剤を吹き付け、さらに穿孔して薬液を注入する作業
- 5年間保証:保証期間中の万が一の発生に対する無償再施工や建物修復サポート
- 中間点検:保証期間の途中で行う床下の無料健康診断
これらが「施工一式」という曖昧な表現ではなく、内訳として明確に見積書に記載されているか確認してください。床下に潜り込む作業員がどこをどう処理するのかを事前に理解しておくことが、見えない場所での手抜き工事を防ぐ最強の予防策になります。
ベタ基礎だからシロアリは来ないという神話をプロの視点から完全否定する
新築から5年が経過した一戸建てにお住まいの方から「うちはベタ基礎だからシロアリ予防は必要ない」というお声を頻繁に伺います。地面全体がコンクリートで覆われているため、床下から虫が上がってくるはずがないという思い込みです。しかし、これは住宅業界における最大の誤解の一つと言わざるを得ません。
実は、湿気を好むヤマトシロアリや家全体を食い荒らすイエシロアリにとって、コンクリートは侵入を防ぐ絶対的なバリアではないのです。15坪ほどのコンパクトな床下であっても、プロが潜るとコンクリートのわずかな隙間から侵入した形跡が見つかるケースは後を絶ちません。ベタ基礎を過信して対策を怠ると、気づいた時には柱の内部がスカスカになっているという大惨事を招きかねません。
厚さ10センチのコンクリートでも防げない配管スリーブ周辺や打ち継ぎの隙間
ベタ基礎のコンクリートは一見すると隙間がないように見えますが、構造上、必ずシロアリの通り道となる弱点が存在します。
もっとも狙われやすいのが、キッチンや浴室の給排水管が基礎を貫通する配管スリーブと呼ばれる部分です。コンクリートを流し込む際に配管のまわりにできるわずかな隙間は、彼らにとって格好の侵入口となります。さらに、基礎の立ち上がり部分と底面の板状コンクリートを別々に打設する際に生じる「打ち継ぎ」の微細なクラック(ひび割れ)も危険地帯です。
シロアリはわずか0.6ミリほどの隙間があれば、体をつぶして侵入できます。基礎の厚みが10センチ以上あっても、水や空気を通す目に見えないクラックがあれば、そこを足がかりに土で作ったトンネルである「蟻道(ぎどう)」を伸ばして木部に到達します。
| 侵入されやすい床下の危険スポット | 主な侵入原因 | 対策方法 |
|---|---|---|
| 配管スリーブの隙間 | コンクリートと配管の密着不足 | 防蟻性粘土や薬剤注入による密閉処理 |
| 基礎の打ち継ぎクラック | 打設時の時間差による微細な隙間 | 薬剤による土壌・コンクリート面処理 |
| 基礎と水切りの間 | 外部からの通り道 | 定期的な目視点検と外周への薬剤散布 |
床下点検では絶対に見えない玄関土間の断熱材がシロアリの高速道路になる仕組み
床下点検口から潜って点検を行う際、構造上どうしても死角になってしまう場所があります。それが玄関土間や勝手口の下部です。
近年の高気密・高断熱住宅では、玄関まわりの冷え込みを防ぐために基礎の内側や外側に断熱材を貼り付ける工法が主流になっています。この断熱材こそが、シロアリにとって天敵や乾燥から身を守りながら移動できる最高の高速道路となってしまいます。
玄関土間のコンクリート下は点検口から物理的に見ることができないため、内部でどれだけ被害が進行していても外からは分かりません。断熱材の内部を食い進み、玄関框(かまち)や柱の根元に直接アプローチするため、ある日突然、玄関の床を踏むとフカフカするといった自覚症状が出て初めて被害に気づくことになります。15坪という限られた広さであっても、玄関周辺の防蟻処理を怠ることは家全体の寿命を縮める致命傷になり得ます。
湿気対策用の調湿材や床下換気扇を契約しないと保証がつかないと脅す手口の真相
点検の際に「床下の湿気がひどい」「このままだとカビが生えて保証がつけられない」などと言われ、高額な調湿材や床下換気扇の導入を迫られたという相談が多数寄せられています。
こうした周辺設備の抱き合わせ販売は、ネットで見かける格安の散布費用で集客し、現地で追加契約を迫る典型的な手口です。
- 調湿材や換気扇を設置しなければ5年保証が出ないというルールは業界に存在しない
- シロアリの予防薬自体は、床下の湿気度合いに関わらず規定量を散布すれば効力を発揮する
- 床下の風通しを改善することは重要だが、防蟻処理とは全く別個の工事である
本当に湿気対策が必要なケースもありますが、予防施工の契約条件として強引に迫ってくる業者は、下請けに支払う手数料を補填するために高額なバックエンド商品を押し売りしている可能性が極めて高いと言えます。不必要なオプションに惑わされず、純粋な散布施工の品質と内訳を見極める目が重要です。
ネットの格安シロアリ対策業者に依頼すると現場で追加費用が跳ね上がる構造
インターネットで見かける格安のシロアリ予防プランは非常に魅力的に映ります。しかし、15坪前後の手頃な広さの戸建て住宅であっても、実際の見積もり段階で驚くほどの追加費用を提示され、トラブルに発展するケースが後を絶ちません。なぜネットの表示価格のままでは工事が完了しないのか、その裏に潜む業界特有の仕組みを詳しく解説します。
集客マージンに搾取される下請け施工店がバックエンド商品を押し売りする裏事情
ネット上で「1坪あたり数千円」という極端な安さを全面に押し出しているサービスの多くは、集客専門のポータルサイトや仲介業者です。こうしたプラットフォームは自ら施工を行わず、地元の加盟店や下請け業者に現場を丸投げする運営形態をとっています。
この仕組みにおいて、仲介業者は元請けとして施工料金の50%から60%という多額の手数料(マージン)を吸い上げます。その結果、実際に床下に潜って汗を流す下請け業者の手残り(実際の利益)は、驚くほど低くなってしまいます。
床下に潜る作業員が手残りの赤字を埋め、自社の給料や移動コストを捻出するためには、現場で「別の高額な商品」を販売するしかありません。これが、現地での強引な営業活動につながる構造的な原因です。
格安プランをフックにして住宅に入り込み、床下で見つかった不安を煽って別の商品を売りつける手法は「バックエンド商法」と呼ばれています。床下点検の際によく提案される代表的なオプション商品と、その一般的な請求額を整理しました。
| オプション商品の種類 | 目的と業者側の言い分 | 現場で要求される追加費用の相場 |
|---|---|---|
| 床下調湿材の敷設 | 湿気を取り除きカビやシロアリを防ぐ | 15坪で15万円〜30万円 |
| 床下換気扇の設置 | 風通しを良くして木材の腐食を防ぐ | 1台あたり10万円〜15万円(複数台推奨) |
| 基礎補修(ひび割れ埋め) | コンクリートの強度を保つため | 数万円〜十数万円 |
現場の作業員から「今ここで対策しないと、数年後に家が傾きます」「この調湿材を敷かないと5年保証がつけられません」などと強い口調で言われると、多くのオーナー様は恐怖心から契約書にサインしてしまいます。本来なら15坪で数万円程度で収まるはずだった予防費用が、最終的には数十万円の請求に化けてしまう仕組みがここにあります。
床下点検口がない家でいきなり高額な作成費用を現地請求されるケース
15坪程度のコンパクトな一軒家や、過去に大規模な床下点検を行っていない住宅では、そもそも「床下に進入するための点検口」がどこにも見当たらないケースが珍しくありません。
点検口がなければ作業員は物理的に床下に入ることができないため、予防薬液の散布工事を始める前に、必ず点検口を新規で作成する必要があります。優良な自社施工店であれば、事前に図面を確認したり、現地調査の段階で点検口の有無をチェックして見積書に作成費用を明記します。
しかし、格安を売りにするネット仲介業者の場合、事前確認を省いて「当日ぶっつけ本番」で施工スタッフを派遣することが多々あります。そして現場に到着してから「点検口がないので、今からここに穴を開けます。追加工事として別途3万〜5万円がかかります」と、選択の余地を与えずに高額な現地請求を行うのです。
こうした突然の出費を防ぐためにも、床下への入り口がキッチンや洗面所にしっかりと確保されているかを、契約前にご自身の手で確認しておくことが極めて重要になります。
見積書に一式とだけ書かれた大雑把な内容に潜む手抜き工事のリスク
悪質な業者が提示する見積書には、具体的な作業内容や薬液の名称が書かれておらず、ただ「シロアリ予防工事一式:〇〇円」とだけ記載されていることがよくあります。
一式表記の大雑把な見積書は、工事の手抜きを隠蔽するための格好の隠れみのになります。シロアリの予防工事には、床下の土壌に薬液を撒く「土壌処理」と、柱などの木部に薬液を浸透させる「木部処理」の2つの工程が不可欠です。
格安かつ一式表記の業者は、作業時間を極端に短縮して件数をこなすため、以下のような手抜きを行うリスクをはらんでいます。
- 薬剤を規定の倍率以上に水で薄めて使用し、材料費を極限までケチる
- 人通口が狭くて移動しにくい床下の奥深く(配管まわりなど)への進入を諦め、手前側だけに薬液を撒いて作業を終える
- 本来なら柱にドリルで穴を開けて薬液を注入すべき箇所(穿孔注入)を、表面のスプレー散布だけで済ませる
床下は住人から絶対に見えないブラックボックスだからこそ、手抜きをされても5年以内にシロアリが発生するまでは気づけません。見積もりを取り寄せる際は、工事の内訳が「平米あたりの単価」「使用する薬剤の商品名」「施工箇所の詳細」に細分化されているかを必ず厳しくチェックしてください。
現在の防蟻薬剤が5年で消えるように設計されている科学的な背景
ハウスメーカーの定期点検で5年ごとにシロアリの防除更新を勧められると、本当に毎回必要なのかと疑問に感じる方は少なくありません。実は、現在の防除技術において薬剤の効果が5年で消える設計になっているのには、国の厳しい安全基準と科学的な進化が背景にあります。
昭和に禁止された超強力な薬剤クロルデンと令和のネオニコチノイド系薬剤の違い
かつての昭和の時代には、一度散布すれば半永久的に効果が持続する有機塩素系のクロルデンという超強力な薬剤が主流でした。しかし、この薬剤は環境中で分解されにくく、健康や生態系に深刻な悪影響を及ぼすリスクが判明したため、1986年に実質的な製造・使用禁止措置が取られました。
これに対して、令和の現代で主流となっているネオニコチノイド系などの薬剤は、シロアリに対する確かな効果を発揮しつつも、光や空気、床下の土壌に生息する微生物の働きによって、約5年が経過する頃には安全に分解されて消える性質を持っています。
以下は、昭和と令和の防蟻薬剤における主な特徴の違いを比較したものです。
| 項目 | 昭和の薬剤(クロルデンなど) | 令和の薬剤(ネオニコチノイド系など) |
|---|---|---|
| 主な特徴 | 半永久的な持続力と強い残留性 | 必要期間だけ効いて自然に分解される |
| 安全性 | 人体や環境への蓄積リスクが高い | 極めて高く、シックハウスの心配が少ない |
| 持続期間 | 10年以上(ほぼ分解されない) | 約5年(公的な認定有効期間) |
| 環境負荷 | 土壌や地下水を汚染する危険性あり | 微生物などにより無害な成分へ分解 |
人体やペットの哺乳類に対する安全性を最優先した現代の防除技術
現代の住まいにおける防除処理は、そこに暮らす家族や大切なペットの安全性を最優先に設計されています。ネオニコチノイド系の薬剤は、昆虫特有の神経伝達系に強力に作用する一方で、人間や犬、猫といった温血動物(哺乳類)に対しては毒性が極めて低いという選択毒性を持っています。
床下に潜って直接作業を行うプロの現場でも、防護服やマスクの着用はもちろん行いますが、施工直後の室内における空気環境への影響はほとんど測定限界以下に抑えられています。このように安全を担保するための優しい設計だからこそ、5年という期限で自然に効力が失われる仕組みになっているのです。
シロアリ予防を自分でやってみた結果として急性中毒リスクと薬液の塗りムラが残る現実
最近では、インターネット通販でプロ仕様を謳う薬剤が手軽に購入できるため、DIYでのシロアリ防除に挑戦する方も見られます。しかし、床下という逃げ場のない極めて狭い空間で薬剤を大量に散布する作業には、常に急性中毒に陥る危険が付きまといます。防護マスクの隙間から吸い込んだり、肌に付着して激しいかゆみを引き起こしたりする事例が現場では後を絶ちません。
さらに、プロの目から見ると、自作の施工にはどうしても床下の奥深くや、木部と基礎コンクリートの接合部といった肝心な場所に薬剤の塗りムラが残ってしまいます。いくら強力な市販薬を撒いたとしても、わずか数センチの隙間が残っているだけで、シロアリはそこを嗅ぎ分けて道を作ります。確実な安全性と、隅々まで隙間のない防護バリアを両立させるためには、やはり床下の構造を熟知したプロの技術が欠かせません。
15坪クラスの住まいでシロアリの予防工事費用を限界まで抑える賢い選択肢
15坪ほどのコンパクトな住まいであっても、シロアリの予防対策は建物の寿命を左右する極めて重要なメンテナンスです。しかし、いざ見積もりを取ってみると業者によって提示される金額に大きな開きがあり、どこに依頼すべきか頭を悩ませるオーナー様は少なくありません。品質を一切妥協することなく、実際の支払額を賢く抑えるための具体的な選択基準を見ていきましょう。
ハウスメーカーの仲介手数料や大手のブランド代を徹底的にカットする自社施工店
新築から5年や10年目の節目を迎えると、多くのオーナー様のもとにハウスメーカーから防蟻処理の更新案内が届きます。その提示額を見て、想定以上の高さに驚かれる方も多いはずです。実は、ハウスメーカーや大手代理店が提示する見積もりには、実際の施工費用に加えて高額な中間マージンや広告宣伝費、ブランド維持費が上乗せされています。
実際の工事を行うのは下請けの施工会社であることがほとんどで、元請け企業がその施工費の半分近くを仲介手数料として回収する構造が存在します。
これに対し、自社で調査から施工、アフターフォローまで一貫して行う「直接施工店」に依頼すれば、余計な中間マージンが発生しません。15坪の床面積における、運営形態ごとの総額費用と仕組みの比較は以下の通りです。
| 業者の運営形態 | 15坪(約50㎡)の費用目安 | 中間マージンの有無 | メリット・デメリット |
|---|---|---|---|
| ハウスメーカー・大手代理店 | 120,000円 〜 150,000円 | あり(30%〜50%) | 保証の継続条件になるが、ブランド代の上乗せで割高 |
| ネット系仲介ポータルサイト | 60,000円 〜 90,000円 | あり(紹介料20%〜40%) | 初期費用は安いが、下請けがオプション追加を狙う傾向あり |
| 地元の自社直接施工店 | 50,000円 〜 80,000円 | なし(0%) | 適正価格で顔の見える自社職人が丁寧に施工するため安心 |
このように、直接施工店を選ぶだけで、工事の質を落とさずに財布に優しい適正価格での施工が実現します。
確定申告の雑損控除は予防でも使えるのかという税務上の正確なルール
シロアリ対策にかかる費用について、税金が安くなる「雑損控除」の対象になるのではないかと調べる方が増えています。ここで注意しなければならないのは、税法上における「駆除」と「予防」の取り扱いの違いです。
国税庁の指針において、すでにシロアリ被害が発生してしまい、それ以上の損壊を防ぐためにやむを得ず行った「駆除費用」や、被害を受けた木部の「修繕費用」は雑損控除の対象として認められます。
一方で、被害がまだ発生していない段階で未然に防ぐために行う「予防費用」は、単なる維持管理費とみなされるため、原則として雑損控除の適用対象外となります。
ただし、例外として「駆除工事と同時に行う予防処理」であれば、一体の工事として雑損控除の対象に含めて申請できるケースがあります。築年数が経過しており、床下の点検で一部でも食害が見つかった場合は、見積書や領収書の内訳に「駆除」の文言を明記してもらうことで、税務署での手続きがスムーズになります。領収書と施工報告書は大切に保管しておきましょう。
地元密着の優良業者を見分けるための相見積もりと質問のポイント
悪質な点検商法や不当な追加請求を行う業者を排除し、信頼できる地元の優良パートナーを見つけるためには、2社以上から相見積もりを取ることが鉄則です。見積もりを比較する際は、単に総額の安さだけで決めるのではなく、以下のポイントを現場の担当者に直接質問してみることをおすすめします。
- 「床下の人通口が狭い箇所や、配管の奥まで潜って薬剤を散布してくれますか?」
- 「5年間の保証期間中、万が一シロアリが発生した場合の再施工や建物補修の保証範囲はどうなっていますか?」
- 「見積書に書かれている『一式』という表記の具体的な作業内訳(土壌散布、木部穿孔注入など)を教えてください」
優れた技術を持つ優良な施工店であれば、15坪という限られた床下空間であっても、潜り込んで撮影した写真や動画を見せながら、建物の基礎構造に合わせた最適な施工プランをわかりやすく解説してくれます。質問に対して曖昧な返答をしたり、契約を急がせたりする業者は避け、誠実に向き合ってくれる地域密着の施工店を選びましょう。
神奈川と東京エリアで5,000件超の実績を持つこまリフォが提案する安心の予防施工
神奈川や東京エリアで一戸建てを構えるオーナー様にとって、築年数が経過したマイホームのメンテナンスは避けて通れない大切な仕事です。特に15坪前後のコンパクトな住まいは、基礎の構造や間取りが凝縮されているからこそ、丁寧で隙のない防除作業が求められます。
私たちこまリフォは、地域密着で5,000件を超える床下リフォームや住まいの補修を手がけてきた技術者集団です。下請け業者に丸投げして中間マージンを上乗せする大手ハウスメーカーや、ネット上の格安窓口とは異なり、調査から施工、アフターフォローまで自社で一貫して責任を持ちます。
地域の気候特性や土壌の性質、さらには住宅ごとの細かな床下構造まで熟知しているため、無駄なコストを徹底的にカットしながら、本当に価値のある5年間の安心をお届けすることができます。
押し売りや不要な床下設備の提案を一切排除した誠実な現地調査
ネットで見かける格安のシロアリ防除業者のなかには、現場での基本料金を安く見せておきながら、点検時に不安を煽って高額なオプションを強引に売りつける手法が横行しています。代表的な例が、床下換気扇や数十万円もする調湿材の押し売りです。
こまリフォの現地調査は、お住まいの現状をありのままにお伝えすることを最優先にしています。本当に必要な予防処置だけを提案し、不要な床下設備の押し売りや、契約を急がせるような営業行為は一切行いません。
お客様がご自身の目で床下の状態を確認できるよう、デジタルカメラで撮影した写真をその場でご覧いただきながら、分かりやすい専門用語で現在の状況を丁寧に解説いたします。
狭い人通口でも妥協せず最奥の配管まわりまで潜り込むプロの執念
15坪ほどのコンパクトな住宅では、床下の点検口や基礎で仕切られた人通口と呼ばれる通り道が非常に狭く設計されているケースが珍しくありません。一般的な委託作業員の場合、体が入りにくい狭いエリアや奥の配管まわりを「点検不能」として処理し、手前から薬剤を吹きかけるだけで作業を終えてしまうことがあります。
しかし、シロアリはまさにその「人が入りにくい狭い隙間」や「配管スリーブのわずかな隙間」を狙って侵入してきます。こまリフォの職人は、どれほど狭い床下であっても決して妥協しません。
狭所進入の訓練を積んだプロが床下の最奥部まで匍匐前進で潜り込み、コンクリートの細かなひび割れや、水回りの基礎立ち上がり部分に薬剤を直接注入します。見えない場所だからこそ、技術者の執念が数年後の仕上がりに決定的な差を生み出すのです。
住まいのちょっと困ったを解決する町の内装屋さんだからできる床鳴りや基礎補修との同時解決
シロアリの予防を進める際、床下に潜ることで初めて「キッチンの床がギシギシ鳴る原因」や「基礎コンクリートに発生した細かなクラック(ひび割れ)」が見つかることもよくあります。
一般的な防除専門業者の場合、これらを発見しても「大工仕事やコンクリート補修は専門外なので別の業者を呼んでください」と断られてしまい、結果的に別手配の余計な出費がかさむことになりがちです。
こまリフォは床リフォームや部分改修を得意とする街の工務店でもあるため、床下の湿気対策、きしみ防止の補強、基礎のひび割れ補修といった住まいの「ちょっと困ったトラブル」を、シロアリ予防と同時にその場で解決できます。
| 工事内容 | 一般的な専門業者に別発注 | こまリフォでの同時施工 |
|---|---|---|
| シロアリ予防散布 | 専門業者プラン料金 | 自社施工の適正価格 |
| 床鳴り補強(根太補強など) | 別途大工手配(高額) | 予防と同時で出張費カット |
| 基礎クラック簡易補修 | 左官業者へ別途相談 | 床下調査と同時にその場で対応 |
このように、複数の工事を窓口ひとつでまとめて解決できるため、結果的にお財布に最も優しい解決策をご提供できるのがこまリフォの強みです。大切な住まいの安全を、誠実な技術と適正な価格で守り抜きます。
著者紹介
著者 – こまリフォ
私たちが対応エリアである神奈川や東京などで、壁紙の張替えや床の補修といった内装工事をご依頼いただく際、床をめくると「実はシロアリの被害が進んでいた」という深刻な現場に遭遇してきました。特に15坪前後のコンパクトなお住まいでは、「ベタ基礎だから大丈夫」「狭いから被害も少ないはず」と誤解されているケースが非常に多いのが実情です。さらに、他社で格安の坪単価に惹かれて依頼したものの、現場で点検口がないからと高額な追加費用を請求されたり、不要な床下換気扇を強引に契約させられそうになったりしたというトラブルの声を、施工実績5,000件超の歩みの中で耳にしてきました。このような不当な押し売りや手抜き工事から大切なお住まいを守っていただきたいという強い思いから、現場の最前線を知る内装リフォーム店として、本当に安心できるシロアリ予防の選び方と適正相場の裏側を包み隠さず書き残しました。